黄金の日日での根津甚八さん演じる石川五右衛門の最期。最終話に近づく、このシーンは強烈に管理人の記憶に残っていた。46話・47話と五右衛門の最期と秀吉の最期が続いていたせいもあるかもしれない。久しぶりに見たこのシーンは、今見ても圧巻で素晴らしかった!管理人にとっては石川五右衛門といったら根津甚八だ。
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根津甚八さん演じる石川五右衛門の最期。そのド迫力は、まさに圧巻だった!!
歴史好きの管理人が好き勝手に記事投稿します。
それではいってみよう!
黄金の日日
最初に大河ドラマ「黄金の日日」について。
黄金の日日(おうごんのひび)。NHK大河ドラマ第16作、1978年1月8日から12月24日に放送。
原作は城山三郎。脚本は市川森一。主演は6代目・市川染五郎(現・松本幸四郎)。
納谷助左衛門
黄金の日日は伝説的貿易商人・納谷助左衛門こと呂宋助左衛門の生涯を描いている。演じているのは6代目・市川染五郎(現・松本幸四郎)。
管理人が幼少期に見たので、現在とは感じ方が違うが、まあ納谷助左衛門は正義感の塊の人物に描かれている。
対立する時の権力者・豊臣秀吉(緒形拳)を悪とするから余計に助左の正義感が引き立つ。
この助左に好きな石田三成(近藤正臣)が絡む。
キャスト
主なキャストを紹介。
- 助左→納屋助左衛門:六代目・市川染五郎(現・九代目松本幸四郎)
- 美緒:栗原小巻
- 杉谷善住坊:川谷拓三
- 石川五右衛門:根津甚八
- 桔梗:竹下景子
- お仙:李礼仙
- 千宗易→千利休:鶴田浩二
- 今井宗久:丹波哲郎
- 今井兼久→今井宗薫:林隆三
- 梢:名取裕子
- 笛(モニカ):夏目雅子
- 木下藤吉郎→羽柴秀吉→豊臣秀吉:緒形拳
- ねね→北政所:十朱幸代
- 淀君(淀殿):藤村志保
- 三好秀次→豊臣秀次:桜木健一
- 石田佐吉→石田三成:近藤正臣
- 小西弥九郎→小西行長:小野寺昭
- 織田信長:高橋幸治
- 明智光秀:内藤武敏
- たま→細川ガラシャ:島田陽子
- 高山右近:鹿賀丈史
- 徳川家康:児玉清
- 安国寺恵瓊:神山繁
- 高砂甚兵衛:松本幸四郎
- 原田喜右衛門:唐十郎
- 彦助:岸部一徳
他にもたくさんの方が出演しているが、割愛させてもらった。
1965年放送の「太閤記」と同じく、織田信長役は高橋幸治、豊臣秀吉役は緒形拳。
高砂甚兵衛役で松本幸四郎が出演している。親子共演であります。
面白いところでは、彦助役で岸部一徳が出演してます。
根津甚八の石川五右衛門、釜茹でのシーンは必見!
「黄金の日日」で石川五右衛門(根津甚八)の最期は、第46話「五右衛門刑死」で描かれている。根津甚八さんについては後ほど。
秀吉(緒形拳)のキリシタン弾圧のとばっちりをうけて桔梗(竹下景子)は自害した。助左衛門(市川染五郎、現・松本幸四郎)の怒りは頂点に達していた。
五右衛門(根津甚八)は、このとき秀吉(緒形拳)暗殺を決意していたのだろう。二人は別れることになるが、別れの酒である南蛮酒を助左衛門(市川染五郎、現・松本幸四郎)は、気分ではないと言って飲んでいない。
ある夜、五右衛門(根津甚八)は仲間とともに伏見城へ潜入。目的は、もちろん太閤・豊臣秀吉の暗殺だ。
何枚も襖を開けるが、秀吉(緒形拳)の寝所にはたどり着かない。そして「虎」の襖がある部屋で捕まってしまう。その襖の向こうは秀吉(緒形拳)の寝所であった。
五右衛門(根津甚八)が捕まった知らせが、助左衛門(市川染五郎、現・松本幸四郎)にも届く。「ハッ」とした助左衛門(市川染五郎、現・松本幸四郎)は、全てを悟る。別れの時の五右衛門(根津甚八)の気持ちを・・・。
五右衛門(根津甚八)の処刑が「釜いり」と決まった。場所は京都・七条河原。助左衛門(市川染五郎、現・松本幸四郎)は「お仙(李麗仙)」に、一緒に飲めなかった南蛮酒を託す。
お仙(李麗仙)は、五右衛門(根津甚八)に南蛮酒を飲ますことができた。
その時、堺では助左衛門(市川染五郎、現・松本幸四郎)も一人で南蛮酒を飲んだ。飲み干したグラスを叩き割り、十年間鳴らされていなかった、御禁制の「バテレンの鐘」を鳴らす。
助左衛門(市川染五郎、現・松本幸四郎)が何回も鳴らす「バテレンの鐘」の音は、確かに五右衛門(根津甚八)にも届いた。
五右衛門(根津甚八)は不敵に笑いながら、後ろに倒れながらに釜に。いつまでバテレンの鐘が鳴り響く・・・。
今見ても、圧巻のシーンであった!
文章でうまく伝わるかわからないが、機会があれば一度視聴してください!
お仙
ここで「お仙」について。演じているのは李麗仙。俳優・作家の大鶴義丹の母である。当時の夫・唐十郎も「黄金の日日」に原田喜右衛門役として出演。
お仙・助左衛門・五右衛門・杉谷善住坊(川谷拓三)の関係性は、このドラマの肝。
お仙(李麗仙)は、杉谷善住坊(川谷拓三)の鋸挽きに続いて、石川五右衛門(根津甚八)の最期も見届けている。
根津甚八
根津甚八(ねづじんぱち)。元俳優で演出家、脚本家。本名は根津透(ねづとおる)。
芸名は、真田十勇士の根津甚八に由来する。劇団「状況劇場」所属時に、主宰の唐十郎が苗字の「根津」に合う芸名として命名。
2010年9月、俳優業を引退することを公表。演出家や脚本家としての活動は行うが、テレビ出演など表舞台には立たないとしている。
同時に、夫人の取材と回想によって闘病生活と俳優時代を回顧した「根津甚八」(根津仁香著、講談社)が刊行された。
2015年、石井隆監督の要望に応え、映画「GONIN サーガ」に出演し、一度限りの銀幕復帰を果たした。共演の東出昌大・桐谷健太らが絶賛した。
2016年12月29日、肺炎のため東京都内の病院で死去。69歳没。
ご冥福をお祈りいたします・・・
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まとめ
根津甚八さんは、石川五右衛門そのものを演じようとしたのだろう。
命を削りならが演じた石川五右衛門の迫力は、人々に伝わった。
根津甚八さんの引退が悔やまれる・・・。
それでは感謝の気持ちでしめます。いつもありがとうございます・・・。by aki(@aoplanning_com)
お読みくださってありがとうございました。それでは。