【黄金の日日】緒形拳の豊臣秀吉、壮絶なる最期!見事な演技・演出

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この記事の所要時間: 617(文字数:3,776文字)

黄金の日日での緒形拳さん演じる太閤・豊臣秀吉の最期、それは幼き子供であった管理人には衝撃的すぎた。これを見た管理人は物凄く怖かったと記憶している。秀吉の死は、何回もドラマで描かれたが、こんなインパクトを受けたことがない。当時より、かなり歳を重ねた今見ても色あせてはいなかった。何年たってもいいものはいいと実感している。

こんにちは、こんばんは、はじめまして、毎度です(笑)。aoplanning.comの管理人aki(@aoplanning_com)です。

いや~、緒形拳さん演じる太閤・豊臣秀吉の最期は、やっぱり素晴らしかった!!

歴史好きの管理人が好き勝手に記事投稿します。

それではいってみよう!

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黄金の日日

最初に大河ドラマ「黄金の日日」について。

黄金の日日(おうごんのひび)。NHK大河ドラマ第16作、1978年1月8日から12月24日に放送。

原作は城山三郎。脚本は市川森一。主演は6代目・市川染五郎(現・松本幸四郎)。

納谷助左衛門

呂宋助左衛門。伝説的貿易商人、秀吉に偽物のルソン壺を献上とも?,アイキャッチ画像

黄金の日日は伝説的貿易商人・納谷助左衛門こと呂宋助左衛門の生涯を描いている。演じているのは6代目・市川染五郎(現・松本幸四郎)。

管理人が幼少期に見たので、現在とは感じ方が違うが、まあ納谷助左衛門は正義感の塊の人物に描かれている。

対立する時の権力者・豊臣秀吉(緒形拳)を悪とするから余計に助左の正義感が引き立つ。

この助左に好きな石田三成(近藤正臣)が絡む。

呂宋助左衛門。伝説的貿易商人、秀吉に偽物のルソン壺を献上とも?
呂宋助左衛門は伝説的貿易商人であり、1978放送の大河ドラマ「黄金の日日」でも描かれている。なんと「助左」が「真田丸」にも登場する。感慨深い物があります。助左衛門は巨万の富を得たが、あまりにも華美な生活をしたため邸宅没収処分を受けている。助左衛門が秀吉に献上したルソン壺は偽物で現地人の便器であったとも言われている。

キャスト

主なキャストを紹介。

  • 助左→納屋助左衛門:六代目・市川染五郎(現・九代目松本幸四郎)
  • 美緒:栗原小巻
  • 杉谷善住坊:川谷拓三
  • 石川五右衛門:根津甚八
  • 桔梗:竹下景子
  • お仙:李礼仙

  • 千宗易→千利休:鶴田浩二
  • 今井宗久:丹波哲郎
  • 今井兼久→今井宗薫:林隆三
  • 梢:名取裕子
  • 笛(モニカ):夏目雅子

  • 木下藤吉郎→羽柴秀吉→豊臣秀吉:緒形拳
  • ねね→北政所:十朱幸代
  • 淀君(淀殿):藤村志保
  • 三好秀次→豊臣秀次:桜木健一
  • 石田佐吉→石田三成:近藤正臣
  • 小西弥九郎→小西行長:小野寺昭

  • 織田信長:高橋幸治
  • 明智光秀:内藤武敏
  • たま→細川ガラシャ:島田陽子
  • 高山右近:鹿賀丈史

  • 徳川家康:児玉清
  • 安国寺恵瓊:神山繁
  • 高砂甚兵衛:松本幸四郎
  • 原田喜右衛門:唐十郎
  • 彦助:岸部一徳

他にもたくさんの方が出演しているが、割愛させてもらった。

1965年放送の「太閤記」と同じく、織田信長役は高橋幸治、豊臣秀吉役は緒形拳。

高砂甚兵衛役で松本幸四郎が出演している。親子共演であります。

面白いところでは、彦助役で岸部一徳が出演してます。

【黄金の日日】根津甚八の石川五右衛門、釜茹でのシーンは必見!
黄金の日日での根津甚八さん演じる石川五右衛門の最期。最終話に近づく、このシーンは強烈に管理人の記憶に残っていた。46話・47話と五右衛門の最期と秀吉の最期が続いていたせいもあるかもしれない。久しぶりに見たこのシーンは、今見ても圧巻で素晴らしかった!管理人にとっては石川五右衛門といったら根津甚八だ。
黄金の日日を再視聴、やっぱり近藤正臣演じる石田三成はカッコイイ!
松本幸四郎さんが大河ドラマ「真田丸」第28話「受難」に登場した。だからというわけではないが、もう一度「黄金の日日」を見た。見た感想は、やっぱり面白い。思い入れのある大河ドラマではあるのだが、近藤正臣さん演じる石田三成が格好良すぎる!!「真田丸」での石田三成の感想も少し書く。

緒形拳の豊臣秀吉、壮絶なる最期!

「黄金の日日」で太閤・豊臣秀吉(緒形拳)の最期は、第47話「助左衛門追放」で描かれている。

秀吉(緒形拳)の寝所の襖には「虎」が描かれている。そう第46話「五右衛門刑死」で石川五右衛門(根津甚八)が最後に開けられなかった襖だ。

納谷助左衛門(市川染五郎、現・松本幸四郎)に追放を命じ、秀吉(緒形拳)の合図により襖が閉じられるのが印象的である!

秀吉(緒形拳)がしたためた御朱印には、こう書かれていた。

ついはうめいす 大かう

「追放命ず。太閤」という意味だろうが、その文字が汚らしいのがそそる。まさに踊りの踊った文字である。

ある夜、秀吉(緒形拳)が五大老に遺書をしたためる。鼻水を垂らし、涙しながら遺書を書く。このシーンでのナレーションも本人・緒形拳さんである。

「死神」は遺書をしたためてから13日後にやってくる。

突然目が覚めた秀吉(緒形拳)が吐血する。苦しみながら、悶えながら、秀吉(緒形拳)が立ち上がる。布団も寝巻きも血だらけ。白色なので赤い血の色が映えて妙に生々しい。

吐血する前にベルを鳴らそうとする秀吉は、真田丸の秀吉の最期のシーンと一緒だ。こんなところにも黄金の日日と真田丸を見比べる面白さがある。

立ち上がったまま、仰向けに後ろに倒れる。布団に倒れた秀吉(緒形拳)は、両手はジャガーポーズのように、目を開けたまま、顔は血だらけで死んでいる。太閤・豊臣秀吉が死去。

「露と落ち 露と消えにし我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢」

こうして第47話「助左衛門追放」は、秀吉の辞世の句でしめくくられる。。

この一連のシーンでの緒形拳さんは、「神がっている」と言っていいだろう。

久しぶりに見てもすごかったし、いたいけな少年時代に、これを見た管理人は怖かった記憶しかない。

文章でうまく伝わるかわからないが、機会があれば一度視聴してください!

五大老・五奉行。豊臣政権での合議制、対徳川家康の意味あいが強い
1595年(文禄4年)に起きた豊臣秀次事件は豊臣政権に政治危機をもたらした。秀吉の嫡男・秀頼も幼少である。そこで秀吉は、有力大名が連署する形で「御掟」五ヶ条と「御掟追加」九ヶ条を発令して政権の安定を図る。秀吉起死回生の策「五大老・五奉行」制度は上手くいくはずだった・・・。

豊臣秀吉の最期

史実での太閤・豊臣秀吉の死因については多くの説がある。死因についての記録が残っていないのが原因である。

1598年(慶長3年)8月18日、巨星墜つ。享年62。

秀吉の遺言により、しばらく死は隠された。

秀吉の死因について記事投稿しているので、よろしければ参考にしてみてください。

太閤・豊臣秀吉の死因。毒殺?それとも脚気・大腸癌・腎虚あたりか?
太閤・豊臣秀吉の死因については多くの説がある。死因についての記録が残っていないのが原因であるのだが、前から不思議には思っていた。死因についての記事ではあるが、特に毒殺説にスポットをあてている。根拠はないが、毒殺説ではないかと管理人自身は思っているからだ。他の諸説も記述している。

真田丸での秀吉の最期

真田丸の脚本・三谷幸喜氏はインタビューで「黄金の日日」が好きであると言っている。

そして三谷幸喜氏の熱烈オファーにこたえ、松本幸四郎さんが第28話「受難」に出演した。

役名は「助左衛門」。黄金の日日と同じである。

真田丸でも、太閤・豊臣秀吉の最後が描かれると思うので、どのようになるか楽しみである!

(追記)

第31話「終焉」で秀吉の最期は描かれた。

小日向文世さんの素晴らしい演技について記事投稿してますので、よろしければ参考にしてみてください。

【真田丸】小日向文世の秀吉、最期は迫真の演技!そして秀吉ロス
大河ドラマ「真田丸」第31話「終焉」で小日向文世さん演じる太閤・豊臣秀吉が逝った。第31話「終焉」の秀吉は、悪く言えば息をしているだけの状態だった。そんな秀吉を小日向さんは、見事に演じている。もう真田丸で秀吉を見ることはできない。そして管理人は「秀吉ロス」になった・・・。
「真田丸」第28話「受難」感想。豊臣秀次事件、そして秀次ロス
第28話「受難」を複雑な思いで、最初は視聴していた。豊臣秀次が切腹するのはわかっていたからだ。そんな思いで、みなさんも見ていたと思う。最後まで秀吉と秀次はすれ違っていた。新納慎也演じる豊臣秀次に完全に感情移入してしまっている管理人にとっては辛い放送回ではあったが、一話もかかさず真田丸を見てきてよかった思えた。

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2016年大河ドラマ「真田丸」レビュー記事

羽柴(豊臣)家に関する記事

織田家に関する記事

徳川家に関する記事

まとめ

うまく書けたか自信はないが、とにかく「黄金の日日」での秀吉の最期を見てほしい。

緒形拳さんの演技が素晴らしいです!

それでは感謝の気持ちでしめます。いつもありがとうございます・・・。by aki(@aoplanning_com)

お読みくださってありがとうございました。それでは。

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