「 戦国時代 」一覧

細川忠興。本能寺の変後は正室・玉子を幽閉、茶道・三斎流の開祖

細川忠興。本能寺の変後は正室・玉子を幽閉、茶道・三斎流の開祖

「茶道四祖伝書」では、細川忠興は「天下一気の短い人物」と書かれた。父は細川藤孝(幽斎)。正室は明智玉子(洗礼名:ガラシャ)。父・幽斎(藤孝)と同じ教養人で、和歌や能楽、絵画にも通じた文化人であった。著書には「細川三斎茶書」がある。「利休七哲」の一人に数えられ、茶道の流派・三斎流の開祖。

長束正家。丹羽長秀に仕え、秀吉の直参に。五奉行の末席に加わる。

長束正家。丹羽長秀に仕え、秀吉の直参に。五奉行の末席に加わる。

長束正家は、はじめ丹羽長秀に仕える。のち秀吉の直参として奉公衆に抜擢。官位は従五位下・大蔵大輔から従四位下・侍従。近江国水口岡山城主。五奉行の末席に名を連ねる。関ヶ原の戦いでは、石田三成方の西軍に味方するが、捕らえられ切腹。管理人にとって長束正家といえば、映画「のぼうの城」で俳優・平岳大さんが演じた長束正家が印象的。

前田利長。母・芳春院(まつ)を人質に差し出し、慶長危機を乗り切る

前田利長。母・芳春院(まつ)を人質に差し出し、慶長危機を乗り切る

前田利長。父は前田利家。母・芳春院(まつ)。正室・永姫は織田信長の娘。羽柴肥前守、越中少将と呼ばれ、追贈された官位は正二位・権大納言。徳川家康暗殺疑惑事件では、徳川家康に嫌疑をかけられ、あわや「加賀征伐」の手前であった。これら一連は「慶長の危機」と呼ばれる。

井伊直虎。次郎法師・女地頭と呼ばれ、井伊直政の養母となる

井伊直虎。次郎法師・女地頭と呼ばれ、井伊直政の養母となる

2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公は井伊直虎である。主演は女優・柴咲コウ。管理人の井伊直政に関する情報は、井伊直政の養母であるという拙いものであった。それと養子・直政は許嫁(いいなずけ)である井伊直親の子であることも僅かに知っていた。2017年大河ドラマの主人公であるだけに、詳細を調べてみた。

サン・フェリペ号事件~日本二十六聖人殉教、秀吉による信徒への弾圧

サン・フェリペ号事件~日本二十六聖人殉教、秀吉による信徒への弾圧

サン・フェリペ号事件と日本二十六聖人殉教事件について。日本二十六聖人殉教事件は太閤・豊臣秀吉が唯一行ったキリスト教徒への直接的迫害である。豊臣秀次事件の直後に起きた事件であり、対明外交、イエズス会とフランシスコ会の対立などが関係して複雑化している。日本二十六聖人殉教事件はサン・フェリペ号事件の直後に起きている。

醍醐の花見。秀吉の最晩年における花見の宴、北野大茶湯と双璧を成す

醍醐の花見。秀吉の最晩年における花見の宴、北野大茶湯と双璧を成す

太閤・豊臣秀吉の最後の大イベント。それが醍醐の花見である。花見に招かれたのは女性ばかりで、秀吉・秀頼の他には前田利家の名が見えるのみ。前田利家の正室・まつのエピソードも有名である。「醍醐花見図屏風」(国立歴史民俗博物館蔵)には花見の想像図が描かれている。