大河ドラマ「真田丸」第十話「妙手」感想。矢沢薩摩守が沼田城死守

大河ドラマ「真田丸」第十話「妙手」感想。矢沢薩摩守が沼田城死守,アイキャッチ画像
この記事の所要時間: 73(文字数:4,234文字)

いよいよ沼田領問題がはじまった。関白・豊臣秀吉の裁定まで解決しない。徳川と北条が結んだことにより窮地に立たされる真田家。それでも徳川に上田城を築城させてしまう真田昌幸。北条に攻められ沼田城を死守する矢沢薩摩守頼綱。源次郎信繁の考えた妙手により北条家は沼田城から撤退する。徳川家は真田安房守昌幸が邪魔になるのだが・・・。

こんにちは、こんばんは、はじめまして、毎度です(笑)。aoplanning.comの管理人aki(@aoplanning_com)です。

上田城を徳川家に作らせてしまう真田昌幸。沼田城を必死に守る矢沢薩摩守頼綱。真田家のため、梅のために考えた源次郎信繁の考えた妙手とは・・・。

歴史好きの管理人が大河ドラマ「真田丸」レビューを好き勝手に記事投稿します(笑)。

それではいってみよう!

スポンサーリンク

大河ドラマ「真田丸」第十話「妙手」あらすじ

徳川家と北条家が天正壬午の乱を和議により終結させた。真田家は新たに味方した徳川家に恩を売るつもりでいたが、戦いは徳川有利のまま終結。

和議の条件で徳川家が甲斐・信濃、北条家が上野と勝手に分配された。沼田領を北条家に渡せという。真田家は先が見えぬ不安から困惑する。

徳川家も真田家の考えを探ろうとして、真田家に書状を送る。浜松城で真田信尹・源三郎信幸・源次郎信繁が徳川家康に面会する。

源次郎信繁が上杉景勝の備えを理由に上田城築城を提案。家康もコレを了承する。沼田領問題に関しては持ち帰り案件になった。

家康は木曽義昌から貰い受けて人質になっていた真田昌幸の母「とり」を開放してくれた。家康も沼田領問題解決に必死である。

北条家は和議の条件通り、沼田城引き渡しの使者を沼田城に送った。齢70になる血の気の多い沼田城代・矢沢薩摩守頼綱は、北条家の使者を斬ってしまう。

北条家は沼田城を攻めるが、頼綱は必死に抵抗して沼田城を死守する。

そもそも沼田を含めた上野の所領を北条に渡す気がない昌幸は、源次郎信繁を上杉景勝の元につかわす。源次郎信繁の考えた妙手とは・・・。

源三郎信幸・源次郎信繁の活躍により北条家は沼田城攻めから撤退した。

西では羽柴秀吉が勢力を拡大。東の安全を確保したい徳川家は、真田昌幸が邪魔になる。そこで室賀正武に白羽の矢をたて浜松城に呼ぶのだが・・・。

徳川に上田城を築城させる

大河ドラマ「真田丸」第十話「妙手」感想。矢沢薩摩守が沼田城死守,画像01

父・真田昌幸(草刈正雄)の名代として徳川家康(内野聖陽)に面会する源三郎信幸(大泉洋)が嫡男らしい仕事をする(笑)。叔父・信尹(栗原英雄)、弟・源次郎信繁(堺雅人)を従えている。

沼田領問題で一歩も引かない。沼田領は真田家が武田家臣時代に切り取った所領である。家康(内野聖陽)から与えられた所領ではない。

そのことを源三郎信幸(大泉洋)は家康(内野聖陽)にハッキリ言う。北条家と約束してしまった家康(内野聖陽)は「じゃがー」と困惑気味に返答。

そこで源三郎信幸(大泉洋)が一言「じゃがではござらん!」とキッパリ。場の雰囲気は一変し一触即発。本多平八郎忠勝(藤岡弘、)は源三郎信幸(大泉洋)に襲いかかる。

上杉の備えとして上田城の築城を家康(内野聖陽)に認めさせた。作業は全部徳川家が負担する。上田城は「徳川の備え」でもあることを知らずに(笑)。どこまでも「表裏比興の者」(ひょうりひきょうのもの)である。

源三郎信幸(大泉洋)は本多平八郎忠勝(藤岡弘、)が苦手らしい(笑)。

ナレーションにもあるが、のちに源三郎信幸(大泉洋)は本多平八郎忠勝(藤岡弘、)の娘・稲姫(吉田羊)を正室にむかえる。養父は徳川家康(内野聖陽)。

真田信幸(信之)と本多平八郎忠勝の娘、正室小松姫
弟真田信繁(幸村)と違って地味な印象がある真田信幸(信之)。しかし関ヶ原の戦い、大坂の陣を乗り越え真田家を残すのは真田信幸(信之)である。そして信幸(信之)の真田家は幕末まで残り、明治維新をむかえる。その血筋は現在まで残る。信幸(信之)の正室は本多平八郎忠勝の娘、小松姫である。この二人に焦点をあてて記事投稿をします。
真田信尹。兄・真田昌幸の本家に尽力し、旗本・真田家を興す。
真田幸綱(幸隆)の四男であり、同母兄には信綱・昌輝・昌幸がいます。甲斐の旧族である加津野昌世の養子となり、加津野市右衛門尉信昌と称する時期もあった。武田家滅亡後は、真田本家のために尽力する。自身は、北条・徳川・蒲生・ふたたび徳川に仕える。大坂の陣では豊臣側の真田信繁を誘ったり、信繁の首の確認をする逸話が残されている。
真田丸、真田信繁(幸村)と六文銭
2016年1月10日から放映される大河ドラマ「真田丸」を見るにあったて、真田信繁(幸村)を調べてみた。近年ゲームキャラクターとしての真田幸村は凄まじい人気です。「真田十勇士」などの人気も手伝ってキャラクターが実際の真田幸村を超越してるように思われます。こんなこというと夢を壊すようですが。。
真田信繁(幸村)と徳川家康
真田信繁(幸村)と徳川家康について記事投稿します。真田家と徳川家の関係は第一次上田合戦、上杉征伐、第二次上田合戦、大坂冬の陣、大坂夏の陣があります。第二次上田合戦では二代将軍徳川秀忠を関ヶ原の戦いに遅参させています。また大坂夏の陣では、徳川家康に二度も自害を決意させたと伝えられています。

矢沢薩摩守頼綱が沼田城を死守

齢70になる血の気の多い沼田城代・矢沢薩摩守頼綱(綾田俊樹)が甲冑姿で登場。「矢沢薩摩守」を取り上げてくれるのは嬉しいもんです。

北条家の使者を毅然とした態度で斬ってしまう頼綱(綾田俊樹)。齢70になっても血気盛んな人物である(笑)。

頼綱(綾田俊樹)は沼田城代として北条家による数回の攻撃をすべて撃退している。それも僅かな手勢で。ほんとにスゲー!

沼田城で北条家を食い止めてなかったら、のちの真田家はなかった。矢沢家あっての真田家である・・・。

矢沢薩摩守頼綱。真田幸綱(幸隆)の弟、真田昌幸の叔父。
矢沢頼綱というとドラマの影響からか、俳優・加藤嘉の顔が浮かんでしまう。矢沢頼綱は真田幸綱(幸隆)の弟であり、真田昌幸の叔父になる。特に沼田城代としての功績が大きい。北条氏の攻撃を何度も退けている。矢沢家は真田家臣団の最高位にあり、明治に至るまで筆頭家老であった。知行高は2,000石。
本能寺の変から豊臣秀吉への臣従までの真田昌幸、まさに表裏比興の者
本能寺の変により織田信長を失った真田家。大きな後ろ盾を失った真田家は豊臣秀吉に臣従するまで、たびたび主君を替えながら家の存続を目指す。結果、信幸(信之)の真田家は幕末まで残り、明治維新をむかえる。真田昌幸は数々の苦渋の決断がありながら、真田家の立ち位置を変える。管理人の頭を整理すべく、記事投稿します。。
真田家から見る沼田領問題。天正壬午の乱から小田原征伐まで。
真田家から見ると沼田領は、重要な領土であった。沼田領問題は、天正壬午の乱から小田原征伐に至るまで、なかなか解決しなかった。真田昌幸が変幻自在に主君をかえながら、なんとか沼田領を死守する。豊臣秀吉の裁定により北条家の領土になるが、北条氏滅亡後は、真田信幸(信之)が城主になることで、ふたたび沼田領は真田家に戻るのである。。
真田家と沼田城。真田信幸(信之)の正室・小松姫の逸話と平八岩。
沼田領問題のもとになる沼田城。交通の要所であり、各大名から見ても真っ先に取得したい城であった。事実、城の支配者は何回か交代する。豊臣秀吉による小田原征伐の火種にもなっている。紆余曲折ありながら、北条家滅亡後は、ふたたび真田家の支配となる。小松姫の逸話と平八岩を紹介しながら、おもに真田家と沼田城についての記事投稿です。

真田源次郎信繁の「妙手」

沼田領問題もあり、徳川家を見限って上杉景勝(遠藤憲一)を頼ろうとする真田昌幸(草刈正雄)。ここまで来ると「表裏比興の者」(ひょうりひきょうのもの)ぶりがすごい!

殺されるかもしれない中、真田源次郎信繁(堺雅人)は景勝(遠藤憲一)に面会する。いきり立つ直江兼続(村上新悟)。前から思ってたけど村上新悟って若いころの大澄賢也に似てない?似てないか(笑)。

源次郎信繁(堺雅人)の考えた「妙手」とは「戦芝居」である。「われら真田が虚空蔵山城に攻めるから上杉勢は勝ってほしい。上杉は勢いに乗って上野に攻めることを吹聴する」もちろん芝居である。

景勝(遠藤憲一)は源次郎信繁(堺雅人)の策にのる。う~ん、景勝(遠藤憲一)の表情がいい!特に目がいいんだなー!!この上杉家のターンが好きです(笑)。

あわてて北条家は沼田城攻めから撤退する。まさに妙手!

大河ドラマ「真田丸」第十話「妙手」レビュー

徳川家に作らせている上田城だが、尼ヶ淵城とも呼ばれることもあった。「徳川の備え」は現実となった。それも2回も。

第九話「駆引」で堀田作兵衛(藤本隆宏)の家から帰った真田源次郎信繁(堺雅人)が自分の部屋でニヤニヤするシーンがあったのだが。

あのニヤニヤは梅(黒木華)との出来事についてのことだったのかと第十話で気づきました。それもTwitterのタイムラインを見て。男女のことには鈍感な管理人である(笑)。

あの夜の出来事により第十話で、梅(黒木華)は源次郎信繁(堺雅人)の子を身ごもります。生まれる子供は「阿菊/すへ」です。きり(長澤まさみ)の饅頭にばかり気を取られてました(笑)。

「妙手」が上手くいったことを梅(黒木華)に報告し、源次郎信繁(堺雅人)はプロポーズをする。

そして第十一話「祝言」では源次郎信繁(堺雅人)と梅(黒木華)は祝言をする。そこで起きることは・・・。

第一次上田合戦(神川合戦、上田・神川の合戦)、真田VS徳川
天正壬午の乱の和睦条件で浮上した沼田領問題。沼田を巡り争う真田家と北条家。真田昌幸が上杉景勝に通じたことにより徳川家康は、真田討伐を決意。第一次上田合戦である。1585年(天正13年)閏8月から同年11月、徳川家譜代の重臣・石川数正が豊臣家に出奔したことにより完全に撤退。真田家を討伐することはできなかった。
第二次上田合戦、犬伏の別れにより真田父子が東軍・西軍に
第一次上田合戦(神川合戦、上田・神川の合戦)から15年。真田家と徳川家は上田城を舞台に再び激突した。真田昌幸の嫡男・信之は徳川秀忠方である。第一次上田合戦に続いて第二次上田合戦も真田家の勝利。秀忠は関ヶ原本戦には遅参。が関ヶ原の戦いは東軍の勝利で終わる。真田昌幸・信繁(幸村)は高野山に流罪。のちに九度山に流罪になる。

「真田丸」第十話「妙手」視聴率

堺雅人主演の大河ドラマ「真田丸」第十話「妙手」が2016年3年13日放映された。平均視聴率は16.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

下降線のゾーンにはいってしまいました。BSの視聴率は好調らしくて、最高の4.7%を叩き出している。でも地上波の視聴率が・・・。

第十一話「祝言」は面白そうだが、「う~ん、どうでしょう」(ミスター風)(笑)。

関連記事

関連記事リンクをまとめてみました。よろしかったらご利用ください。

1985年新大型時代劇「真田太平記」レビュー記事

真田家に関する記事

武田家に関する記事

徳川家に関する記事

織田家に関する記事

まとめ

「真田丸」では矢沢薩摩守頼綱の登場シーンが少なくて寂しかったのですが、やっと取り上げてくれました。

第十一話「祝言」では室賀正武(西村雅彦)がいよいよ・・・。きちんと正座して見なければ。

あくまで管理人の視点で、独断と偏見により大河ドラマ「真田丸」レビュー記事を投稿します(笑)。

それでは感謝の気持ちでしめます。いつもありがとうございます・・・。by aki(@aoplanning_com)

お読みくださってありがとうございました。それでは。

スポンサーリンク

フォローする(Push7もあります)

コメントの入力は終了しました。