【真田丸】豊臣秀次のイメージに一石を投じる。制作と新納慎也に拍手

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この記事の所要時間: 648(文字数:4,087文字)

豊臣秀次の終焉が近づいてる。それが第28話「受難」で描かれる。管理人は複雑な気持ちである・・・。最初は、豊臣秀次を演じる新納慎也(にいろしんや)さんもいつものように見ていたが、放送回を重ねるうちにすっかり好きになっていた。新納慎也さんをはじめとする制作スタッフに感謝の記事投稿をする。

こんにちは、こんばんは、はじめまして、毎度です(笑)。aoplanning.comの管理人aki(@aoplanning_com)です。

大河ドラマ「真田丸」、楽しく見てますか?管理人は間延びする放送回もありまが、毎週楽しみにしています。

新納慎也(にいろしんや)さんが演じた豊臣秀次公についての記事投稿です。

それではいってみよう!

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豊臣秀次が好きになった!

大河ドラマ「真田丸」により管理人の中で評価が一変した武将が二人いる。豊臣秀次と北条氏政だ。高嶋政伸さん演じる北条氏政にも惹きこまれたが、今回は豊臣秀次に少し書きたいと思う。

評価が一変というのは、あまり好きではないから好きになったことだ。

脚本・三谷幸喜氏と俳優・新納慎也(にいろしんや)さん、制作スタッフによるところが大きいが今では思い入れの強いキャラクターになっている。

北条氏政。早雲より四代目、関八州の覇者たる誇りと自信を背負い込む
北条氏政。大河ドラマ「真田丸」では徳川家康演じる内野聖陽が「早雲より四代目、関八州の覇者たる誇りと自信を背負い込む」と評している。父は名将と評された北条氏康。そして氏政は隠居の身であったが、小田原北条氏を滅亡させた事実上の当主としてのレッテルがついてまわる。後北条氏4代当主・北条氏政とは・・・。

これまでの豊臣秀次に対するイメージ

これまで豊臣秀次は何回となく、大河ドラマでも描かれてきた。

そのどれもが秀次を良く描いてはいなかったように思われる。

「殺生関白」「秀次事件」などなどマイナスのイメージばかりであり、管理人は勝手に秀次という人物を嫌いになっていた。

好きではないから調べることもせず、上辺だけで判断していた。

ドラマの影響が大きいことを痛切に感じている。

豊臣秀次に対する評価

調べると豊臣秀次という人物、意外と文化人・教養人である。意外となんて失礼だが、文武に秀でた人物との評価もある。

文化教養に関しては秀次が三好家の養子になった時の養父・三好康長の影響が大きいと言われている。

「殺生関白」等は、秀吉の情報操作によるところもあり、真の秀次像は違うところにあったようだ。

近江八幡には「水争い裁きの像」があり、秀次は善政をしいている。そして今でも近江八幡の人々に慕われている。

小牧・長久手の戦いの失態もあるが、秀次自身の年齢も若く、人間ひとつくらい失敗もあると寛容になっている。

それよりか、かなり優秀な武将だったのではないかと思っている。

どう考えても秀次を失ったのは豊臣家にとっては大きな損失だよね。

秀次が生きていたらなんて考えてしまう・・・。

羽柴秀吉VS徳川家康。小牧・長久手の戦い、連動して全国規模に
小牧・長久手の戦いは羽柴秀吉が不利でしたが織田信雄との和議がすべてではないようでしょうか。負けなかった徳川家康の強さも知れ渡ります。秀吉は家康を臣従されるのには苦労します。妹を家康の正室に、母の大政所を人質に出します。秀吉は小牧・長久手の戦いを契機に朝廷にも接近します。やがて関白までになり天下統一を果たします。

新納慎也

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大河ドラマ「真田丸」では豊臣秀次を新納慎也(にいろしんや)さんが演じている。管理人は知らなかったのが、有名な舞台俳優だそうです。

頼りない秀次も、キリッとした秀次も上手いんだよね~。最近の放送回では、小日向文世さん演じる秀吉に怯えている姿もよかった!

そういう意味では小日向さんの影響も大きいと思う。秀吉-秀次の構図が見ていてよくわかり、秀次可哀想だなって何度思ったことか・・・。

最初の頃は、

秀吉(小日向文世)「孫七郎、検地で何がわかる?」の質問に対して、

秀次(新納慎也)「いろいろなことがわかります」

なんて頼りなかった秀次が、最近では関白になり「殿下」なんて呼ばれるようにもなっていた。

でもいつも秀次を見て感じていたのは、「終焉が近づいてる」っていう思いだった。それが切なくなってきた・・・。新納さん演じる秀次に思い入れが強くなっている自分にきづいた。

頼りない秀次もよかったが、新納慎也さんの屈託のない笑顔も良かった。すっかり虜(とりこ)になってしまった!

新納慎也さんが豊臣秀次を演じていなかったら好きになっていなかったかもしれない・・・。

豊臣秀次。殺生関白の表現もあるが、文化人・教養人としての一面も
天下人・豊臣秀吉の甥になる豊臣秀次。少年期は叔父・秀吉の立場に振り回され養子に出される。殺生関白の記述もあり、悪行はあったにせよ文化人・教養人であったとも言われる。秀吉により関白・豊臣家の家督を継いだ。これが悲劇の始まりであったのかもしれない。もし関白になっていなかったなら・・・。秀次の最期は壮絶の一言であろう。

秀次ゆかりの地

最近、新納慎也(にいろしんや)さんが高野山金剛峯寺、光臺院と豊臣秀次公法要に訪れたニュース記事を拝見した。

「秀次自刃(じじん)の間」と呼ばれる柳の間では、娘・たか役を演じている岸井ゆきのさんとの写真もあった。娘・たかは隆清院と呼ばれ、のち真田信繁(堺雅人)の側室となる人物である。

旧暦ではあるが、放送日と秀次公の命日が近いのは運命を感じる。おそらく制作側も意図してのことだろうが。

新納さんが、秀次公の墓前で涙した記事には、管理人も涙しそうになってしまった・・・。

隆清院。真田信繁(幸村)の側室、父は豊臣秀次。真田丸では「たか」
隆清院は真田信繁(幸村)の側室であり、父は豊臣秀次。母は秀次の継室(正室)・一の台(菊亭晴季の娘)。信繁(幸村)とは1男1女をもうけている。のち直(なほ)は出羽亀田藩主・岩城宣隆の室となり、お田の方と呼ばれる。少し豊臣秀次事件に触れてみる。

豊臣秀次事件

第28話「受難」では、豊臣秀次の終焉の日が描かれる。

豊臣秀次の終焉は、

  • 1595年(文禄4年)7月10日、高野山・青巌寺に入る。道意と号して出家。
  • 1595年(文禄4年)7月15日、豊臣秀次が切腹。享年28。

である。

秀次切腹には諸説がある。真田丸では「切腹は秀吉の命ではなく、秀次が切腹してしまった」設定になるらしい。確かに、この説も提唱されている。

管理人は考えた。そう秀次は出家している。俗世と縁を切った者には、手を出せない不文律がある。

それに謀反が理由なら、極悪人なのだから斬首か磔だろう。何よりも数名の殉死者もでている。

理由はわかっていないが、真田丸が描こうとしているのが一番しっくりくるかもしれない。

それにしてもその後の、秀吉の処罰方法が壮絶である。

これらは総称して「豊臣秀次事件」と呼ばれる。

豊臣秀次事件。豊臣政権に亀裂が生じ、関ヶ原の戦いの一因?
1595年(文禄4年)6月末、関白・豊臣秀次に謀反の疑いが持ち上がる。豊臣秀次事件の始まりである。粛清の理由は諸説あり、ハッキリとはわかっていない。秀次が切腹したのは事実であり、秀次の係累は根絶された。そこまでする必要があったのだろうか。聚楽第、近江・八幡山城は破却された。秀次という人物がいなかったかのように・・・。

第28話「受難」

正直、第28話「受難」は見たい気持ちと見たくない気持ちが半々である。見るの辛いんだよね~。

第27話「不信」は、秀次(新納慎也)は聚楽第を抜け出し、きり(長澤まさみ)のいる大坂城にきたところで終わった。

そのまま、きり(長澤まさみ)を連れ出し、逃げればいいのになんて思ったりもする。そのくらい秀次(新納慎也)には死んでほしくない。

ま~、そういう訳にはいかないが、秀次(新納慎也)に対する思い入れが強くなっている。

何にしても第28話「受難」は、気持ちを鎮めて視聴したいと思う・・・。

(追記)

第28話「受難」はよかった!!!

特に秀次(新納慎也)と源三郎信幸(大泉洋)の二人だけの会話のシーン、秀次(新納慎也)切腹前の表情かな。

管理人は「孫七郎ロス・秀次ロス」になった・・・。

詳しくは感想記事を投稿しているので、よろしければ参考にしてみてください。

「真田丸」第27話「不信」感想。従五位下の叙位~秀次事件の前編
第27話「不信」は豊臣秀次事件前編ともいうべき放送回だろうか。いちおう秀吉も秀次に気を使っているのが描かれている。しかしことごとく空回りし、かえって秀次を不安にさせてしまった。そんな中で源三郎信幸・源次郎信繁は官位を授かる。ここでも兄弟間で不信が生まれている。不信感が頂点に達した秀次は聚楽第から消えてしまった・・・。
真田信繁(幸村)の側室、高梨内記の娘。真田丸では「きり」
真田信繁(幸村)の側室で高梨内記の娘。真田丸では「きり」という名前で長澤まさみが演じていると言ったほうがわかるでしょう。信繁(幸村)との間には、次女・於市、三女・阿梅(片倉重長後室)をもうけています。九度山にも同行している。阿梅は片倉小十郎重長の後室になり、信繁(幸村)の次男・大八も片倉家に養育されたといわれています。
「真田丸」第28話「受難」感想。豊臣秀次事件、そして秀次ロス
第28話「受難」を複雑な思いで、最初は視聴していた。豊臣秀次が切腹するのはわかっていたからだ。そんな思いで、みなさんも見ていたと思う。最後まで秀吉と秀次はすれ違っていた。新納慎也演じる豊臣秀次に完全に感情移入してしまっている管理人にとっては辛い放送回ではあったが、一話もかかさず真田丸を見てきてよかった思えた。

関連記事

関連記事リンクをまとめてみました。よろしかったらご利用ください。

2016年大河ドラマ「真田丸」レビュー記事

まとめ

最近、真田丸が描いている豊臣秀次が一番本人に近かったのではないかと言われている。

段々、管理人もそう思えてきたし、今ではそう思っている。

脚本・三谷幸喜氏を含めた制作側のスタッフ、俳優さん達、そして豊臣秀次を演じた新納慎也(にいろしんや)さんに感謝です!!!

本当にありがとうございました・・・。

それでは感謝の気持ちでしめます。いつもありがとうございます・・・。by aki(@aoplanning_com)

お読みくださってありがとうございました。それでは。

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