ついに大坂冬の陣が始まった。木津川口・今福砦での戦いは豊臣方の劣勢。やはり豊臣方の内情が漏れている。徳川方の内通者は誰なのか?なんとか太閤・秀吉の恩に報いたい福島正則と平野長泰。ひとりひとりの思いが錯綜する。第45話「完封」は見どころ満載である・・・。
こんにちは、こんばんは、はじめまして、毎度です(笑)。aoplanning.comの管理人aki(@aoplanning_com)です。
信繁は城の南側に出城を築き、「真田丸」と名付ける。決戦は目の前に迫っていた・・・。
歴史好きの管理人が大河ドラマ「真田丸」レビューを好き勝手に記事投稿します。
それではいってみよう!
目次
大河ドラマ「真田丸」第45話「完封」あらすじ
木津川口・今福砦で戦いは始まった。豊臣方は、この二つの戦いで劣勢になる。毛利勝永は徳川方への内通者がいるのではと疑う。
思い当たるフシがある幸村は、織田有楽斎に城の西側が弱いことを告げる。すぐさま馬喰口は突破された。幸村が「やはり、あの男・・・か」と一言。
江戸の信之は、福島正則・平野長泰から大坂城へ兵糧を運ぶことに協力してくれと頼まれる。悩む信之・・・。
豊臣秀頼の代わりに、秀吉着用の陣羽織をまとった茶々が陣中を見舞った。大野治長のいうとおり戦を楽しんでいるようにみえる。
家康にしてみれば、真田丸は厄介であった。家康は上杉家に真田丸を攻めることを命じる。直江兼続は、ちくりと直江状のことを言われた。「たいそうな文を送りつけおって」(笑)。
真田勢の挑発により真田丸の戦いは始まった。前田利常・井伊直孝・松平忠直の軍勢が真田丸に襲いかかる。迎え撃つは真田幸村・木村重成・後藤又兵衛・長宗我部盛親。ドラマでは毛利勝永も参加!
面白いように幸村の策は当たり、真田丸は機能する!やむなく徳川方は退却。
豊臣方の完勝であった。まさに完封・・・。
内通者
幸村(堺雅人)はカマをかけた。台所に織田有楽斎(井上順)を呼び出し、城の西側、馬喰口が弱いことを告げる。
会話は二人であったが、台所なので大角与左衛門(樋浦勉)も作業をしている。
前回も書いたが、シンプルに言えば内通者は有楽斎(井上順)だ。
しかし管理人は、会話が全て聞ける大角与左衛門(樋浦勉)が怪しいと思っている。
幸村は「やはり、あの男・・・か」と目星はついているようなので、のちにわかることだろう。それまでのお・た・の・し・み(笑)。
心配はご無用
織田有楽斎(井上順)が幸村(堺雅人)に言った言葉。
「心配はご無用」
これって1996年放送の「秀吉」で秀吉(竹中直人)が言っていた、あのセリフかな?
なにかあると
「心配、ご無用」
って言ってたけど・・・。
しまいには石田三成(真田広之)も言ってたっけ(笑)。
大角与左衛門
ここで大角与左衛門について。
裏切り者として悪名高い台所頭。古くから秀吉に仕え、鳥・魚を洗う下男から料理人に取り立てられた。
料理人頭を経て台所頭となる。大坂冬の陣後は、和睦の使者として家康の陣にも行ったようです。
1615年(慶長20年)5月7日、大角与左衛門は部下に命じて大坂城に火をつける。
ちなみに「5月7日」は幸村最期の日とされる。
与左衛門は、働きにより徳川家の旗本になることを望んでいたようですが、しばらくして病でなくなっています。
賤ヶ岳の七本槍
七本槍のうち二本である福島正則(深水元基)・平野長泰(近藤芳正)が久しぶりに登場。
兵糧米を大坂城に運ぶことの協力を信之(大泉洋)に求めた。
史実の二人はドラマのとおり江戸留守居役を命じられている。
有名な話ではあるが、福島正則は秀頼に加勢を求められたが拒絶。大坂の蔵屋敷にあった蔵米8万石の接収を黙認するに留まった。
正則といえば晩年の日記の話もある。
豊臣恩顧の二人、心中はいてもたってもいられなかったのでは・・・。
虎之助
平野長泰(近藤芳正)は加藤清正(新井浩文)を以下のように言っている。
「元気を絵に描いたような虎之助」
セリフだけだが、久しぶりに清正(新井浩文)が登場。
虎之助が生きていればと思ってしまうのは管理人だけではないだろう・・・。
大河ドラマ「真田丸」第45話「完封」レビュー
第45話「完封」で、思いついたことをつらつらと・・・。
信之の気持ちを察する「おこう」
信之(大泉洋)は、源次郎(堺雅人)のために何かをしてやりたかった。
兵糧のことを稲(吉田羊)に相談したが、あっさり却下。信之(大泉洋)も、この答えは予想できただろう。
信之(大泉洋)の気持ちを察した「おこう(長野里美)」は蔵を調査。
そば粉が1700貫、蕎麦がきにすれば10万個。千人で食べても一月はもつらしい。
また蕎麦がきか~と思ったが(笑)。
源次郎のために送ってやってくれと思ったのは管理人だけではないだろう・・・。
おかみさまの侍女
きり(長澤まさみ)が淀殿(竹内結子)の侍女になった。
大坂冬の陣で徳川方は大砲を大坂城にうつ。それにより淀殿の侍女8名が亡くなり、和睦を決意したという話がある。
ネットでは以前から、まことしやかに「きり(長澤まさみ)」が、その侍女になるのではという意見があった。
淀殿(竹内結子)の侍女になったことにより、死亡フラグが立ってしまったのか・・・??。
管理人の予想は、侍女・お寸(大西礼芳・おおにしあやか)が、その役なのではと思っている。
きり(長澤まさみ)の最期は大砲ではないような気がします・・・。
2017年大河ドラマへのリスペクト
真田丸の櫓から幸村(堺雅人)と高梨内記(中原丈雄)が徳川方の赤備えのについて話す。
幸村(堺雅人)「壮観だな~」
高梨内記(中原丈雄)「相手にとって不足はございません」
高梨内記(中原丈雄)「あちらにも赤備えがおりますぞ」
幸村(堺雅人)「あれは井伊直孝殿じゃ。かの井伊直政の次男坊じゃ」
高梨内記(中原丈雄)「井伊でございますか」
幸村(堺雅人)「向こうにもここに至るまでの物語があるのだろうな」
高梨内記(中原丈雄)「一度聞いてみたいものですな」
この話は来年聞ける。そう2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」のことだ。
三谷幸喜氏は、さり気なく来年の大河ドラマにエールを送っている。素晴らしい!
管理人も楽しみにしてます。
高梨内記が渋い
その高梨内記(中原丈雄)で渋いシーンがあった。
櫓から弓を構える姿は格好良かった!
第11話「祝言」で室賀正武(西村雅彦)を暗殺する内記(中原丈雄)も良かったが、今回もバッチリ!
日の本一の兵
真田丸の戦いで徳川方が退却するのを見ていた上杉主従。
上杉景勝(遠藤憲一)「源次郎め、あっぱれな戦ぶりよ」
上杉景勝(遠藤憲一)「日の本一の兵」
上杉景勝(遠藤憲一)「真田左衛門佐~」
最近では、すっかり憂いを帯びていた御屋形様(遠藤憲一)は満面の笑み。直江兼続(村上新悟)も微笑む。
二人が真田丸ファンに愛される理由はここだ。ふと第12話「人質」を思い出してしまった。
「日の本一の兵」(ひのもといちのつわもの)を御屋形様(遠藤憲一)に言わせる三谷幸喜氏は凄すぎる!!
上杉景勝は生涯一度しか笑わなかったという話もある・・・。
よみがえる高砂
真田丸の戦いは真田大助(浦上晟周)の「高砂」で前田勢を挑発して始まる。
思い出します第13話「決戦」を・・・。親子で高砂、感慨深いものが・・・。
感想記事では「上田獅子・常田獅子」にも触れてますので、よろしければ参考にしてみてください。
毛利勝永にシビレル!
岡本健一さん演じる毛利勝永に衝撃を受けたことを書きたいと思う。
銃を構えた毛利勝永(岡本健一)が格好良すぎる!
最初は自陣で銃を構えたシーン。兜をかぶっていなかったので、長髪が妙にワイルドを演出して良かった。
次は長宗我部盛親(阿南健治)が閂を開けるのに時間がかかっていると、櫓からかんぬきをうちこみ壊すシーン。
素晴らしいです!「ニヤッ」と笑う顔がたまらなくいい!!
格好良さとワイルドさが融合し、なんとも言えない。
岡本健一さんはジャニーズ事務所所属の男闘呼組というアイドルグループの一員であった。
当時を知っている管理人は、なんとも言えない複雑な気分になってます・・・。
若い時も良かったが、年齢を重ねた岡本健一さんは渋さを増して良くなっている。
管理人は男性なので表現が正しくないかもしれないが、
心を撃ち抜かれた。
まさにシビレた!!
「真田丸」第45話「完封」視聴率
堺雅人主演の大河ドラマ「真田丸」第45話「完封」が2016年11年13日放映された。平均視聴率は15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
前回をほぼキープ!
「早丸」と呼ばれるBS視聴率は5.5%。まさにBSは好調をキープ!
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まとめ
第45話「完封」は素晴らしかったと思う。
過去と来年の大河ドラマへのリスペクト。
真田幸村(堺雅人)と大助(浦上晟周)の親子二代での「高砂」。
弓を構える高梨内記(中原丈雄)の渋さ。
銃を構える毛利勝永(岡本健一)の格好良さ。
源次郎(堺雅人)の戦いぶりに笑みを浮かべる上杉主従。
と見どころ満載であった。そして真田丸の戦い。
第45話「完封」は神回になるかもしれない・・・。
それでは感謝の気持ちでしめます。いつもありがとうございます・・・。by aki(@aoplanning_com)
お読みくださってありがとうございました。それでは。