第44話「築城」と第45話「完封」が良かっただけに注目した放送回だった。大坂城内の意思が和睦に傾きかけた時、淀殿の鶴のひとこえで和睦は却下された。真田信尹の調略、本町橋の夜戦が描かれ、大坂城天守に大砲が命中した。果たしてこれからの展開は・・・。
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南の出城・真田丸に立てこもった信繁は、迫り来る敵兵を知略の限りを尽くして撃退する・・・。
歴史好きの管理人が大河ドラマ「真田丸」レビューを好き勝手に記事投稿します。
それではいってみよう!
目次
大河ドラマ「真田丸」第46話「砲弾」あらすじ
真田丸の戦いで完敗した徳川方。イギリスから大砲も取り寄せている。手を変え品を変え家康は次の策を考える。軍勢を3つに分け、鬨の声をあげさせることを命じた。
秀頼は「真田丸の戦い」での勝利をたたえた。はやる秀頼を幸村が制する。しばらく様子を見て、守りに徹することを進言した。
江戸の信之は兵糧を城に運ぶために、大坂に向かおうとしていた。そこへ出浦昌相がたちはだかる。結局、信之は大坂に行けていない。
徳川方の鬨の声は大坂城を動揺させた。織田有楽斎に豊臣方の意見を和睦にまとめることを命じる。やはり内通者は有楽斎なのか・・・??したたかなり徳川家康・・・。
和睦に大蔵卿局が乗った。秀頼も押し切られる。困った大野治長は幸村を頼る。大坂五人衆は和睦に反発!
幸村は茶々に面会。和睦を撤回することを頼む。淀殿は皆の前で「和睦はならぬ」と一喝。これでひとまず和睦はなくなった。
イギリスから待ちに待った「カルバリン砲」が徳川方に届く。家康は天守の南側を狙うことを命じた。
一発の砲弾が大坂城天守に命中。淀殿の侍女が犠牲になった。
この砲弾は皆の運命をかえることになるのである・・・。
七本槍の一人・平野長泰
意外と言っては失礼だが、平野長泰(近藤芳正)が豊臣家に恩義を感じているように描かれている。
これはほぼそのとおりで、平野長泰は豊臣方に合流しようとしているが江戸留守居役を命じられている。
平野(近藤芳正)は自分以外の「賤ヶ岳の七本槍」をあげる。
- 虎之助(とらのすけ):加藤清正
- 市松(いちまつ):福島正則
- 孫六(まごろく):加藤嘉明
- 甚内(じんない):脇坂安治
- 正之助(しょうのすけ):糟屋武則(かすやたけのり)
- ぬけさく:片桐且元
ヌケサク・片桐且元
平野(近藤芳正)は事あるごとに「ヌケサク」と読んでいるが、正しくは「助作(すけさく)」(笑)。
その且元(小林隆)が久しぶりに登場。
且元(小林隆)は淀殿(竹内結子)の部屋を家康(内野聖陽)に聞かれた。
その場所だけは大砲で狙わないことを条件に、且元(小林隆)は淀殿(竹内結子)の部屋を教えてしまう。
信之を引き止める出浦昌相
平野(近藤芳正)とともに信之(大泉洋)は大坂へ行くはずだった。
稲(吉田羊)の説得をも振り切って信之(大泉洋)は行こうとした。そこへ出浦昌相(寺島進)の登場!
傷ついた体にむちをうって信之(大泉洋)を引き止めた。
出浦(寺島進)「大坂へ行ってはならん」
それを信之(大泉洋)は振り切った。と思ったその瞬間・・・。出浦(寺島進)は忍術を使った。
信之(大泉洋)の体をネバネバしたものがまとわりついた。
結局、信之(大泉洋)は大坂へ行くことはできなかった。
出浦(寺島進)は昌幸(草刈正雄)とともに築き上げたと自負している真田家を大事にしたかったのだろう・・・。
こういうことには率先すると思っていた出浦(寺島進)が信之(大泉洋)を引き止めるところが良い。
出浦(寺島進)と昌幸(草刈正雄)は命をかけて真田家を守ってきた。
それが伝わるシーンであった。
やはり出浦(寺島進)殿は格好いい!!
もう一人の源次郎・真田信尹
叔父上・真田信尹(栗原英雄)が久しぶりに登場。渋いです、格好いいです!!
もう一人の源次郎と書いたのは、真田信尹の幼名は「源次郎」。幸村と同じだ。
信尹(栗原英雄)は幸村(堺雅人)の気持ちをわかっている。
信尹(栗原英雄)「読まんでいい」
のセリフが全てだ。
幸村が討ち死にして、首級を確認したのは叔父・真田信尹だったとする説がある。
真田丸で、それが描かれることを期待する!
大河ドラマ「真田丸」第46話「砲弾」レビュー
第46話「砲弾」で、思いついたことをつらつらと・・・。
姉・茶々の本心を見抜く「初」
幸村(堺雅人)は廊下で、初(はいだしょうこ)にすれ違う。
初(はいだしょうこ)は、姉・茶々(竹内結子)をくれぐれもよろしくと頼んでいる。
初(はいだしょうこ)「本心を語る人ですか?」
初(はいだしょうこ)はわかっている死に急いでいる茶々(竹内結子)の本心を・・・。
茶々(竹内結子)にとっては豊臣家など、どうでもいいのだろう。秀頼(中川大志)が無事でいてくれさえすれば。
茶々(竹内結子)は手を握り幸村(堺雅人)に言った。
茶々(竹内結子)「真のことをいいましょう」
茶々(竹内結子)「わたくしは秀頼と一緒にいられれば、それでよいのです」
茶々(竹内結子)「この城だって、手放せというのなら手放しましょう」
茶々(竹内結子)「どこか遠くの小さな国に移って、そこでみなで暮らせれば、それ以上は望みません」
茶々(竹内結子)「わたくしと秀頼と・・・、そして左衛門佐がおれば」
これを聞いた左衛門佐(堺雅人)はポカンとして呆気にとられた・・・。
本町橋の夜戦
「夜討ちの大将」こと塙団右衛門(小手伸也)を侍大将として夜討ちを決行。史実では「本町橋の夜戦」といわれる。
ドラマでは団右衛門(小手伸也)の部下として幸村(堺雅人)・後藤又兵衛(哀川翔)・毛利勝永(岡本健一)・木村重成(白石隼也)も参加。
1614年(慶長19年)11月17日、団右衛門は米田監物とともに蜂須賀至鎮の陣に夜襲。その家臣・中村右近を討ち取る。
「夜討ちの大将 塙団右衛門直之」
と書いた木札をばら撒かせた。これは加藤嘉明に対して自分には将帥の才もあることを示すためだったと言われる。
ドラマでの木札は、
「塙団右衛門参上」
きりは千姫を救出する
家康(内野聖陽)がエゲレス(イギリス)から取り寄せたカルバリン砲が大坂城天守に命中した。
淀殿(竹内結子)の侍女・お寸(大西礼芳・おおにしあやか)が犠牲になったと思う。
これにより、きり(長澤まさみ)は無事であった。
放送回もあと四回、やはり千姫(永野芽郁)を大坂城から救出するは、きり(長澤まさみ)になるだろう。
残り少ない放送から目が離せない!!
「真田丸」第46話「砲弾」視聴率
堺雅人主演の大河ドラマ「真田丸」第46話「砲弾」が2016年11年20日放映された。平均視聴率は14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
残念ですが前回からダウン。少し納得です。
「早丸」と呼ばれるBS視聴率は5.2%。BSは好調をキープ!
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まとめ
幸村(堺雅人)と本多正信(近藤正臣)は、戦について同じことを語っている。それぞれ秀頼(中川大志)と徳川秀忠(星野源)に諭すように・・・。
戦とは勝てばいいというのではない。なるべく味方に被害が無いように勝たなければならない。
少し言葉は違うかもしれないが、二代目に戦とは何たるかを教えている。
まとめでないが、ちょっと印象に残ったので書いてみました。
前回・前々回があまりにも良かっただけに評価が分かれる放送回であろう・・・。
それでは感謝の気持ちでしめます。いつもありがとうございます・・・。by aki(@aoplanning_com)
お読みくださってありがとうございました。それでは。