「真田丸」第49話「前夜」感想。「黙れ、小童ぁ!」返しと「きり」の愛

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内通者は織田有楽斎だけではなかった。台所頭・大角与左衛門(樋浦勉)も内通者だった。といってもそれは有名な話。でも与左衛門(樋浦勉)もキッチリ描くのが真田丸の真骨頂!何人かの主要人物が討死した。わかっていても悲しいものは悲しい・・・。そして、そして、ついに源次郎と「きり」が・・・。

こんにちは、こんばんは、はじめまして、毎度です(笑)。aoplanning.comの管理人aki(@aoplanning_com)です。

最終決戦は刻々と近づいていた・・・。

歴史好きの管理人が大河ドラマ「真田丸」レビューを好き勝手に記事投稿します。

それではいってみよう!

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大河ドラマ「真田丸」第49話「前夜」あらすじ

信之はお忍びで、弟・幸村に会うため大坂に向かった。豊臣方は裸同然になった大坂城より出て野戦と決する。

徳川家康は豊臣秀頼に最後通告。秀頼は徳川との手切れを宣言。これより豊臣方と徳川方が開戦。いわゆる「大坂夏の陣」の始まりである。

樫井の戦い(かしいのたたかい)で大野治房の軍勢と浅野長晟の軍勢が激突。塙団右衛門は額を鉄砲で撃ち抜かれ討死。

徳川方は後藤又兵衛・真田幸村を調略しようとする。調略は失敗に終わるのだが・・・。

後藤又兵衛は道明寺、木村重成は八尾・若江に布陣。豊臣方の読みは外れた。又兵衛には伊達政宗、木村重成には徳川本隊が襲いかかる。

のちに「道明寺の戦い」「八尾・若江の戦い」といわれる戦いで見事な最期を遂げる・・・。しかし、またしても豊臣方の作戦は筒抜けであった。内通者は、まだいた!

幸村は春・阿梅・大八を伊達政宗に託すことを決意。政宗も承諾する。幸村は死を決意している。

幸村は「きり」に千姫救出を命じた。源次郎は「きり」を抱きしめる。きりが源次郎を思う気持ちが通じた瞬間であった。

源次郎の胸でうっとりする「きり」の顔は幸せそうな女性の顔そのもの・・・。

高梨内記の娘に関してのナレーションで第49話「前夜」はエンディングをむかえる・・・。

真田信繁(幸村)の正室・側室、子女についてまとめてみた。
大河ドラマ「真田丸」第26話「瓜売」で、春(竹林姫・演じるのは松岡茉優)、たか(隆清院・演じるのは岸井ゆきの)が登場したので真田信繁(幸村)の正室・側室、子女についてまとめてみた。人物の概略、真田丸での配役を織り交ぜながら書いてます。
竹林姫(竹林院)。真田信繁(幸村)の正室、大谷刑部少輔吉継の娘
竹林姫(竹林院)。真田信繁(幸村)の正室、大谷刑部少輔吉継の娘。信繁(幸村)とは真田幸昌(大助)、片倉守信、あぐり(蒲生郷喜室)、菖蒲(片倉定広室)、おかね(石川貞清室)をもうける。関ヶ原の戦い後、幽閉された九度山での生活は厳しく、生活を支えるために真田紐を考案したとされる。現状では信頼できる資料が少なすぎる。
千姫(天樹院)。秀頼の正室。大坂夏の陣後は本多忠刻の正室
千姫(天樹院)。父は徳川秀忠。母は継室・江(崇源院)。大坂夏の陣により夫・秀頼と別れる悲劇のヒロインのイメージが強い。そのイメージが強すぎるからか、本多忠刻の正室としての千姫は、あまり知らなかった。そして天寿を全うしている・・・。

「黙れ、小童ぁ!」返し

信之(大泉洋)は大坂へ向かう途中、尾張徳川家臣・室賀久太夫(アンジャッシュ・児嶋一哉)に引き止められた。

そこには大坂城へ兵糧を運ぶはずだった平野長泰(近藤芳正)もいた。平野(近藤芳正)はバツが悪そうにしていたが・・・。

したたかなりスルメの平野長泰(近藤芳正)

室賀久太夫の父は、あの室賀正武。第11話「祝言」では安房守(草刈正雄)により謀殺。

真田の名前に反応した久太夫(アンジャッシュ・児嶋一哉)であったが・・・。

何とここで、信之(大泉洋)が、あの名ゼリフを発する。

信之(大泉洋)「黙れ、小童ぁ!」

言われた久太夫(アンジャッシュ・児嶋一哉)は、キョトンとした顔(笑)。

室賀正武(西村雅彦)に、散々言われた言葉を息子の久太夫(アンジャッシュ・児嶋一哉)にいった。

真田丸ではもう「黙れ、小童ぁ!」は聞けないと思っていただけに・・・。これぞ「黙れ、小童ぁ!」返し。

TwitterのTLは、大いに盛り上がった!(笑)。

室賀正武。真田昌幸の暗殺は未遂になり、逆に殺害されてしまう。
「真田丸」では俳優・西村雅彦が演じてます。ドラマでは面白い存在ではあるが・・・。室賀正武について調べてみました。清和源氏村上氏流なんですね。それじゃ真田家の傘下はプライドが許さなかったのか、真田昌幸個人が嫌いだったのか・・・。最期は、昌幸を謀殺しようとしますが、逆に殺害されてしまいます。
さらば室賀正武殿「真田丸」第十一話「祝言」囲碁対局の名シーン
「黙れ小童ぁ!」のセリフで注目されていたキャラクター・室賀正武。そして俳優の西村雅彦。「真田丸」第十一話「祝言」での西村雅彦演じる室賀正武の散り際は見事だった!それを引き出した真田昌幸を演じる草刈正雄も凄い。管理人は涙が止まらなかった。そして自分の中では「真田丸」第十一話「祝言」は神回になった・・・。
平野長泰。賤ヶ岳の七本槍のひとりだが、唯一人大名になれていない
「真田丸」で平野長泰が登場するとは思っても見なかった。賤ヶ岳の七本槍のひとりだが、唯一人大名になれていない。平野氏は鎌倉幕府の執権・北条氏の庶流の子孫、父・長治は清原業賢の子(清原宣賢の孫)とする説がある。秀吉からは大和国・十市郡田原本近隣七ヶ村に5千石の知行を与えられ、従五位下・遠江守に叙任。豊臣姓を下賜。

もう一人の内通者は大角与左衛門

第48話「引鉄」で内通者は織田有楽斎(井上順)であることが判明した。

しかし、内通者はもう一人いた。台所頭・大角与左衛門(樋浦勉)だ。

内通したことがバレた与左衛門(樋浦勉)は与八(今野浩喜)を殺害。

この人物、裏切り者として悪名高いなんて言われる人である。

1615年(慶長20年)5月7日、大角与左衛門は部下に命じて大坂城に火をつける。5月7日は幸村、最後の日でもあり、旧暦と現代は違うが、管理人の誕生日でもある・・・。

大角与左衛門をしっかり描くのが真田丸の良さであり三谷幸喜脚本の真骨頂!

内通者は有楽斎(井上順)だけだったことに油断していたのだが。

内通者が有楽斎(井上順)だけではなかったことを、ちゃんと描ききっている。

渋い!渋すぎる!!

「真田丸」第48話「引鉄」感想。内通者は有楽斎、利休が残した馬上筒
徳川方への内通者は織田有楽斎であった。読みすぎたのか管理人の予想は外れた。大角与左衛門は、さすがに読みすぎか・・・。残る放送回もあと僅か。和議が成立したかに思えたが、幸村の思い通りにはいかない。一人一人に思いがあるという安房守の遺言。幸村は痛感しているだろう。勝つために大坂城にきたと言っていた幸村だが・・・。
「真田丸」第44話「築城」感想。真田丸の完成と内通者は誰だ?
第43話「軍議」は籠城という絶望感で終わった。幸村は籠城なりの策を考える。それが大坂城の南側に出城を築くこと。織田有楽斎と大蔵卿局に邪魔はされたが、大坂五人衆は表立つことが可能になった。豊臣秀頼は牢人たちと戦うことを決断。出城は「真田丸」と名づけられた。この物語のタイトルである・・・。
織田有楽斎(長益)。有楽流を創始、利休十哲の一人。有楽町との関係?
織田長益(有楽斎)。織田信秀の十一男。兄・信長とは年齢が13歳離れている。長益系織田家嫡流初代。「利休十哲(りきゅうじってつ)」の一人にも数えられる。のち茶道「有楽流」を創始。京都建仁寺の正伝院を再興、ここに立てた茶室「如庵」は現在、国宝に指定されている。

今生の別れ

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叔父上・真田信尹(栗原英雄)とともに、信之(大泉洋)は源次郎(堺雅人)を説得するために大坂城内へ。

信之(大泉洋)「源次郎は死ぬつもりなのです。しかも大御所様を道連れに」

源次郎(堺雅人)「兄上、かいかぶりです。いくら私でもそれは・・・」

信之(大泉洋)「徳川にはむかいたければ、はむかえばよい。ひれ伏したくないなら、ひれ伏すな。しかし死んではならん」

源次郎(堺雅人)「捕まれと申されますか?」

信之(大泉洋)「そうじゃ、今度もまた俺は必ずお前を助けてみせる」

信之(大泉洋)「死に物狂いで江戸と駿府と京を駆け回り、赦免を勝ち取ってみせる」

源次郎(堺雅人)「そしてまた14年・・・」

信之(大泉洋)「決してお前を死なせはせん。それがわしの使命だからだ」

信之(大泉洋)「あの時、わしはお主と父上と三人で誓った。またいつか、晴れて酒を酌み交わそうと」

信之(大泉洋)「父上は、もうおられぬが・・・。わしはまだ、その約束を果たすつもりでいる。それをいいに来た」

源次郎(堺雅人)「では今ここで酒を・・・」

信之(大泉洋)は帰ると言って立ち上がった。

源次郎(堺雅人)「兄上と酒を酌み交わしとうございます。兄上・・・」

信之(大泉洋)「これは今生の別れではない・・・」

信之(大泉洋)は大坂城をあとにした。

源次郎(堺雅人)の声は少し高かった。紛れもなく源次郎と呼ばれた若かりし頃のまま・・・。

「犬伏の別れ」を彷彿とさせるシーン。良かった~・・・。

信之(大泉洋)は、あえて酒を酌み交わさなかったと思う。それこそ今生の別れとなってしまうと思ったのだろうか??

もう一人の源次郎・信尹(栗原英雄)は源次郎(堺雅人)のほっぺをペチペチ。

信尹(栗原英雄)「生きたいように生きれば良い」

そういって、信尹(栗原英雄)も退去。

おそらく、これが「今生の別れ」となる・・・。

真田信幸(信之)と本多平八郎忠勝の娘、正室小松姫
弟真田信繁(幸村)と違って地味な印象がある真田信幸(信之)。しかし関ヶ原の戦い、大坂の陣を乗り越え真田家を残すのは真田信幸(信之)である。そして信幸(信之)の真田家は幕末まで残り、明治維新をむかえる。その血筋は現在まで残る。信幸(信之)の正室は本多平八郎忠勝の娘、小松姫である。この二人に焦点をあてて記事投稿をします。
真田信尹。兄・真田昌幸の本家に尽力し、旗本・真田家を興す。
真田幸綱(幸隆)の四男であり、同母兄には信綱・昌輝・昌幸がいます。甲斐の旧族である加津野昌世の養子となり、加津野市右衛門尉信昌と称する時期もあった。武田家滅亡後は、真田本家のために尽力する。自身は、北条・徳川・蒲生・ふたたび徳川に仕える。大坂の陣では豊臣側の真田信繁を誘ったり、信繁の首の確認をする逸話が残されている。
新町薬師堂。真田家密談、犬伏の別れの舞台。別れ橋・米山古墳
関東に在住する管理人が「新町薬師堂」に行ってみた。大河ドラマ「真田丸」第35話「犬伏」に遅れること一週間。念願の「新町薬師堂」だ。真田家ファンにとっては、聖地のような場所である。昼食は森田屋総本店。同日、足を伸ばして行った「史跡・小山評定跡」にも触れる。
犬伏の別れ。関ヶ原の戦いを前にした真田父子の別れ
関ヶ原の戦いを前に、下野国犬伏(現在の佐野市)で真田昌幸、信幸、信繁父子は話し合いをする。信幸が徳川方、昌幸と信繁が豊臣方に分かれて戦うことを決断。「犬伏の別れ」である。どちらが勝っても真田の家が残るようにと言われている。信幸(信之)の正室の養父は徳川家康であり、信繁(幸村)の正室の父は大谷刑部少輔吉継であるのだか。

大河ドラマ「真田丸」第49話「前夜」レビュー

第49話「前夜」で、思いついたことをつらつらと・・・。

六文銭にかける思い

おこう(長野里美)は大願成就のお守りを信之(大泉洋)に渡す。

中身は一文銭が6枚。「六文銭」・・・。真田とわかるものは身につけられないが、せめてもという「おこう(長野里美)」の願い。

おこうは、真田家嫡流・真田信綱の娘。それを「六文銭」に込めた・・・。

何気にジーンときた!

最後に咳き込んだのは、わざとだろうか・・・??(笑)。

清音院殿、真田信幸(信之)の正室で信吉を産む。真田丸では「こう」
真田丸では「こう」という名前で、女優・長野里美が演じている清音院殿。清音院という名前は戒名からである。真田信幸(信之)の正室で長男・信吉を産みます。父は真田信綱。母は於北殿(高梨政頼の娘または妹)。のちに信吉は沼田城主になっている。大河ドラマ・真田丸での「おこう」は病弱ではあるが、魅力的なキャラクターになっています。
真田信綱。信繁の「左衛門佐」に込める思い、血染めの陣羽織は有名
真田信綱。父は真田幸隆。母は恭雲院(河原隆正の妹)。「武田二十四将」にも数えられる。官途は「左衛門尉」。これにより真田信繁(幸村)の官職「左衛門佐」の由来とされる。信綱のように剛勇になってほしいという弟・真田昌幸の期待があったといわれる。

すべては豊臣家の御為

今では評定の席で大蔵卿局(峯村リエ)の発言は大野治長(今井朋彦)が制している。

大蔵卿局(峯村リエ)は、幸村(堺雅人)をわざわざ呼び出し弁明みたいなことを言っている。

大蔵卿局(峯村リエ)「すべては豊臣家の御為」

幸村(堺雅人)「存じております」

大蔵卿局(峯村リエ)「茶々様と秀頼公をお守りするのが私の役目。言葉がきついのは性分です」

幸村(堺雅人)「つまり我らは同じ方を向いているということ・・・」

大蔵卿局(峯村リエ)「ただし牢人は大嫌いじゃ」

最後は憎まれ口をきいて、らしいといえば、らしいのだが・・・。

ネットでは大蔵卿局が徳川の内通者なんて意見もあった。しかし、この人内通者ではない。

結果的に、豊臣家滅亡の道筋を作ってしまったが、茶々(竹内結子)と秀頼(中川大志)と生死を共にするはずだ。

考えたこともなかったが、大蔵卿局も豊臣家の忠義の人であったのかもしれない。

いや豊臣家というより茶々と秀頼に忠義の人と言ったほうがしっくりくるだろうか。

だって秀頼公は大蔵卿局の孫なのだから・・・(笑)。

大蔵卿局。淀殿・豊臣秀頼の乳母、子には大野治長・治房・治胤・治純
大蔵卿局。淀殿・豊臣秀頼の乳母であり、子には大野治長・治房・治胤・治純。豊臣秀吉の死後、秀吉の正室・高台院とその従者の孝蔵主が大坂城から去ると、子の大野三兄弟と共に豊臣家で重用され権勢を振るった。最期は秀頼や淀殿に殉じて、子の治長と共に自害。戒名は智勝院桂宗春大禅定尼。
大野治長。大野修理と呼ばれ、母は大蔵卿局。淀殿との密通は本当?
大野治長といえば、豊臣秀頼の側近で、淀殿との密通の噂があるくらいしか知りませんでした。やはり母が大蔵卿局だからだろうか。大蔵卿局あっての大野治長だと思う。豊臣家滅亡時の重臣というか舵取りをしていたほどの重要人物である。管理人は「大野修理」のほうがしっくりくる。
淀殿(茶々)。豊臣秀吉の側室、秀頼の母、母は織田信長の妹・市
豊臣秀吉の側室・淀殿。父は浅井長政で、母は織田信長の妹・市。同母妹は初、江。子は鶴松、秀頼。猶女は完子。本名は茶々、菊子。秀吉の側室となってからは皆さんご存知だろう。秀吉が登場するドラマには欠かせない人物である。淀殿に「菊子」という名があるのは知りませんでした。淀殿といえば大坂冬の陣・大坂夏の陣なのだが・・・。
豊臣秀頼。母は淀殿、豊臣家の公達。本当に秀吉の実子なのか?
秀頼が誕生したことにより、多くの人の運命が狂った。別に秀頼のせいではないが、豊臣秀次は典型的な人物であろう。秀次死後、秀吉の期待を一心に背負い秀頼は成長する。豊臣家のプリンス・公達として・・・。豊臣政権の永続を願い崩壊が始まってることに気づかず秀吉は死んだ。そして豊臣政権は永続しなかった・・・。

豊臣の血は、この戦で断ち切るのです

徳川秀忠(星野源)の豊臣家に対する覚悟とも言えるセリフ。

秀忠(星野源)「豊臣の血は、この戦で断ち切るのです」

秀忠(星野源)「父上は甘すぎる!」

いつもとは違って強い口調で発せられた。

根拠はないが、管理人も徳川家康は豊臣家の根絶やしまでは考えてなかったんじゃないかと思ってます。

ドラマでは家康(内野聖陽)が上杉景勝(遠藤憲一)に自分が今日あるのは太閤殿下のおかげみたいなことを言っている。

この言葉を聞いて、管理人は深く納得した。

ややもすると二代将軍・徳川秀忠は家康と家光の間に挟まれて忘れられがちだが、盤石な江戸幕府の基礎を作ったのは秀忠ではないかと・・・。

何がいいたいかというと、豊臣家滅亡の思いは家康よりも秀忠の方が強かったんではないかということ。

真田丸とは関係ない話になるが・・・。

のちに秀忠は家康の死後に酒井忠世・土井利勝らを老中に抜擢。

「宇都宮城釣天井事件」により家康の謀臣・本多正純を改易・配流としている・・・。

徳川秀忠。関ヶ原の戦いに遅参するも意外に名君?真田丸では星野源
徳川秀忠は地味な印象を与えてしまう。関ヶ原の戦いに遅れたことが目立つが、調べていくと秀忠のイメージが変わった。遅参に関しても諸説があり、一概に秀忠だけを責めることはできない。それよりも征夷大将軍への就任、以降に行ったことは徳川政権が長期的に続いたことを考えると果たした役割は大きい。
本多正信。家康の名参謀、子・正純は宇都宮城釣天井事件で失脚
本多正信は徳川家康に「友」と呼ばれ、家康・秀忠に仕えた。相模国玉縄藩主。従五位下・佐渡守。本姓は藤原氏。江戸幕府・老中。家康の征夷大将軍就任のため朝廷との交渉に尽力。本願寺内部の対立を利用し分裂させ勢力を弱めている。江戸幕府では権勢を誇る。嫡男・正純に訓戒を残しているが、正純は「宇都宮城釣天井事件」にて失脚している。
徳川将軍家の官位履歴一覧と徳川家康の征夷大将軍就任
徳川家康が征夷大将軍就任するまでに朝廷内ではスキャンダルが勃発した。結果、徳川家康は「源氏長者」を手に入れる。征夷大将軍が何かとクローズアップされるが管理人は「源氏長者」に注目している。家康以降の徳川将軍家の官位履歴一覧と「武家関白制」にも触れてみる。

樫井の戦い

1615年(慶長20年)4月29日、樫井の戦い(かしいのたたかい)。

塙団右衛門(小手伸也)は大野治長(武田幸三)の指揮下にあった。

団右衛門の最期には、

  • 直之は田子の弓矢を額に受けて落馬したところを、八木に組付かれて首を打ち取られた。
  • 亀田大隅あるいは横井平左衛門が打ち取ったとも言う。

の説がある。

ドラマでは額を鉄砲で撃ち抜かれて討死。

強烈なインパクトを残した小手伸也さんの塙団右衛門。ありがとう・・・。

塙団右衛門(直之)。夜討ちの大将、樫井の戦いで散る。時雨左之助とも
塙団右衛門(直之)。加藤嘉明に出仕するまでは謎が多い。関ヶ原の戦い後は、加藤家を退去している。のち小早川秀秋・松平忠吉に仕える。福島正則にも仕えているが、「奉公構(ほうこうかまい)」により罷免される。浪人となり出家。大坂冬の陣が始まると豊臣方に浪人衆として参加。「夜討ちの大将 塙団右衛門直之」と書いた木札をばら撒く。
大野治房。秀頼の遺児・国松と脱出するが、捕われる。生存説も?
大野治房。母は大蔵卿局。兄は大野治長。兄弟とともに豊臣秀吉、豊臣秀頼に仕えた。1614年(慶長19年)からの大坂冬の陣・大坂夏の陣では主戦派の中心人物の一人として指揮を執る。1649年(慶安2年)に生存説が流れたため、江戸幕府によって捜索が行われたとされる。

道明寺の戦い

「道明寺の戦い」「八尾・若江の戦い」で後藤又兵衛(哀川翔)・木村重成(白石隼也)が討死。

後藤又兵衛には、様々な生存説が残る。

木村重成の逸話としては、首実検でその首級が家康に届けられると、頭髪に香が焚きこめてあったので、その覚悟を感嘆させたという話が残る。

この部分、ちゃんとドラマで描かれた。

やっぱり寂しいよね。この二人がいなくなるのは・・・。そして、ありがとう・・・。

後藤又兵衛(基次)。黒田長政との確執は?黒田二十四騎・黒田八虎
後藤又兵衛(基次)。「黒田二十四騎」「黒田八虎」「大坂城五人衆」の一人に数えられた。官位は従六位下・隠岐守。黒田家を出奔したのに「黒田二十四騎」「黒田八虎」に数えられているのが凄い!黒田家を出奔したのは他国の者(細川氏、池田氏)と頻繁に書状を交わすことに原因があったとされる。生存説などは多数で、伝承が多い武将である。
木村重成。秀頼の小姓で正四位上・長門守、戦国最強のイケメン
木村重成。幼少期から秀頼の小姓として仕えたといわれる。知行は3千石。官位は正四位上・長門守。母の宮内卿局(右京大夫局の説あり)は豊臣秀頼の乳母。豊臣姓を下賜されている。真田丸も木村重成を取り上げるとはシブい!

源次郎様がいない世にいてもつまらないから

源次郎(堺雅人)と「きり(長澤まさみ)」が、ついに結ばれた・・・。と言っていいだろう。

きり(長澤まさみ)「源次郎様がいない世にいてもつまらないから」

の言葉には涙が・・・。長かった。ここまで本当に長かった・・・。

そして源次郎(堺雅人)は「きり(長澤まさみ)」の唇にキス。いやこの時代なら「口吸い」の表現か・・・。

きり(長澤まさみ)はキスの最中にもかかわらず喋りだす。こういうシーンでも「きり(長澤まさみ)」らしさは健在!(笑)。

源次郎(堺雅人)の胸でうっとりする「きり(長澤まさみ)ちゃん」の表情は幸せそのもの。

なんだかんだ言って、管理人も、この場面を見たかったのかもしれない・・・。

ドラマの最後は高梨内記の娘に関してのナレーションでエンディングをむかえる。

有働アナ「高梨内記の娘に関しては、様々な言い伝えがある」

有働アナ「真田信繁の側室であったとも・・・。彼の子どもを宿したとも・・・」

有働アナ「真偽はともかく、一つだけ確かなのは、信繁に関わった女性たちの中で最も長くそばにいたのは彼女だということである・・・」

きりちゃんの出演は、もうないのだろうか???きりちゃん、ありがとう・・・。

【真田丸】長澤まさみの「きり」、最初は??最近は好きになった!
大河ドラマ「真田丸」が始まってみると、長澤まさみさんが演じる「きり」というキャラクターが物議をかもした。賛否両論あったが、大多数は否定的な意見であった。その当時、管理人も少し否定的に思っていた。しかし最近では、そのような意見を目にすることはなくなった。そして管理人も好意的に思えてきた。
真田信繁(幸村)の側室、高梨内記の娘。真田丸では「きり」
真田信繁(幸村)の側室で高梨内記の娘。真田丸では「きり」という名前で長澤まさみが演じていると言ったほうがわかるでしょう。信繁(幸村)との間には、次女・於市、三女・阿梅(片倉重長後室)をもうけています。九度山にも同行している。阿梅は片倉小十郎重長の後室になり、信繁(幸村)の次男・大八も片倉家に養育されたといわれています。
高梨内記。信繁(幸村)の傅役。九度山に付き従い、大坂夏の陣で戦死
真田信繁(幸村)の傅役であった可能性が高い高梨内記。娘は信繁(幸村)の側室になっている。第一次上田合戦で武功をあげ、関ヶ原の戦い以降は真田昌幸・信繁(幸村)に付き従い、九度山へ同行している。昌幸死後も九度山に残り、信繁(幸村)とともに大坂冬の陣・大坂夏の陣で豊臣方として戦う。大坂夏の陣で信繁(幸村)とともに戦死。

「真田丸」第49話「前夜」視聴率

堺雅人主演の大河ドラマ「真田丸」第49話「前夜」が2016年12年11日放映された。平均視聴率は14.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

前回より少しダウン。ダウンか~という感じです。管理人が面白いと思った放送回と視聴率はリンクしないようです(笑)。

「早丸」と呼ばれるBS視聴率は5.3%。BSは好調をキープ!

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まとめ

少し笑いもあったが、何とも言えず悲しかった。

塙団右衛門(小手伸也)・後藤又兵衛(哀川翔)・木村重成(白石隼也)が見事な最期を遂げた・・・。

そして、きりちゃん(長澤まさみ)も・・・。たぶん・・・???

いよいよ次は最終回。

幸村(堺雅人)が家康(内野聖陽)の本陣を急襲!!

目指すは家康の首~、ただ一つ~。

それでは感謝の気持ちでしめます。いつもありがとうございます・・・。by aki(@aoplanning_com)

お読みくださってありがとうございました。それでは。

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