いいシーンもあったのだが、長宗我部盛親と塙団右衛門のキャラ設定が強烈過ぎて飲み込まれてしまった感がする。別に悪いことではないが、真田丸を見ていて笑いが止まらなかったのは初めてかもしれない。今までずっとシリアスに見ていた管理人には新鮮であったのだが・・・。
こんにちは、こんばんは、はじめまして、毎度です(笑)。aoplanning.comの管理人aki(@aoplanning_com)です。
信繁は監視の目をあざむいて九度山から脱出、大坂入城を果たした。そこで彼を待っていたのは・・・。
歴史好きの管理人が大河ドラマ「真田丸」レビューを好き勝手に記事投稿します。
それではいってみよう!
目次
大河ドラマ「真田丸」第42話「味方」あらすじ
大坂入城を果たした幸村は、今では「おかみさま」と呼ばれる淀殿に面会した。そこで淀殿の叔父・織田有楽斎を紹介される。有楽斎は一生懸命に幸村を持ち上げる。
幸村が退室したのち、大蔵卿局と有楽斎は幸村の武将としての力量を疑うように淀殿に話しかける。しかし淀殿は幸村を信じているようだ。
幸村は高待遇で迎えられ、一人部屋を与えられた。それに後藤又兵衛が突っかかる。又兵衛は、幸村の大坂入城が遅いのと、皆が「真田、真田」と騒ぐのが面白くない。
大坂城に幸村が入城したことは、駿府城の大御所にも知らされた。家康はうろたえる。「真田が・・・、それは父親か、息子か?」本多正純に問いただす。たしかこれは史実です。
安房守は数年前に亡くなっているが、真田の名前を聞いただけで家康が狼狽している。それくらい二回の上田合戦は家康にとっては強烈なインパクトを与えた。
江戸の秀忠とは、秀忠が駿府に到着してからの約束のはずだったが・・・。家康は慌てて戦支度をし、大坂に向けて駿府城を出発してしまった。秀忠は少し呆れた様子だったが、今度の戦は秀忠にとって関ヶ原の無念を晴らす戦でもある。
病が癒えない信之は、参加できないことを秀忠に報告。自分の代わりに信吉・信政が出陣することを秀忠に伝える。
大坂城では軍議というか評定が開かれた。豊臣秀頼は幸村を総大将にと伝えるが、これに又兵衛が異を唱える。評定は混乱するが、総大将は立てず五人の合議制が決定する。
場を仕切れない大野治長、若年ゆえ経験不足が露呈した秀頼を上手く描いている!豊臣方の人材不足は、誰の目からも明白であった・・・。
高梨内記が一つにまとまらない豊臣方を心配するが、幸村は笑みを浮かべている。
「この戦、十分勝てる!」
この時、幸村の表情は自身に満ち溢れていた。
ひょっとして、今年の豊臣方は勝つんではないかと思えるほどに・・・。
ガランとした御文庫
大野修理(今井朋彦)に幸村(堺雅人)は、部屋へ通される。
その前に、御文庫へ立ち寄った。溢れかえっていた書物や書類は何もない。これだけ見ても豊臣家に天下がないことがわかる。
素晴らしい演出だ!
幸村(堺雅人)は「治部様、刑部様、源次郎は帰ってまいりました」
このセリフとともに、ガランとした御文庫が涙を誘う。
御文庫で精力的に仕事をしていた治部殿(山本耕史)と刑部殿(片岡愛之助)は、もういない・・・。
大御所をまくし立てる阿茶局
徳川家康(内野聖陽)は真田に怯えていた。安房守(草刈正雄)が亡くなっていることも忘れるくらいに・・・。
二度の上田合戦のトラウマが家康(内野聖陽)を苦しめる。そりゃそうだろう、二度とも徳川家は敗戦しているのだ。
そんな家康(内野聖陽)を尻目に阿茶局(斉藤由貴)が言い放つ。
阿茶局(斉藤由貴)「左衛門佐ごときで天下の大御所様が狼狽えてどうされます」
阿茶局(斉藤由貴)「では良いことをお教えいたしましょう。大御所様は日に日に年老いていかれているのでございます」
阿茶局(斉藤由貴)「この戦、大御所様にとっては、最後の戦となることでございましょう」
家康(内野聖陽)「わかっておる」
阿茶局(斉藤由貴)「日ノ本中の大名を率いるのでございます。一気に攻め滅ぼしてしまわれませ」
阿茶局(斉藤由貴)「豊臣家はどうなさるおつもりで?」
家康(内野聖陽)「どこか遠国においてやって、そこでおとなしく暮らしてもらうよりなかろう」
阿茶局(斉藤由貴)「あ~~、そのような生ぬるいことを・・・。先々の不安はつんでおくに限ります」
阿茶局(斉藤由貴)「千姫様のことはどうとでもなります。姫を返せば、秀頼の命は助けると伝え、姫様を取り戻したら、討滅してしまえばよいのです」
家康(内野聖陽)「怖いおなごじゃ・・・」
阿茶局(斉藤由貴)「殿、かようなことで悩まれますな。信長公も秀吉公も、もっとひどいことをしてこられました。それが乱世というもの」
阿茶局(斉藤由貴)「そして大御所様が、その乱世を終わらせるのです」
乾燥させたトカゲ(ヤモリ?)を持ちながら、阿茶局(斉藤由貴)は家康(内野聖陽)の尻を叩いた。
無理やり煎じたものを、家康(内野聖陽)に飲ませた。
阿茶局という女性、家康にとっては無くてはならない女性である・・・。
それが上手く表現されている!
徳川秀忠の覚悟
将軍らしくなった徳川秀忠(星野源)は覚悟を語る。
秀忠(星野源)「これは父の総仕上げではない。わしの総仕上げじゃ」
この徳川秀忠、調べると何もできなかった将軍ではありません。意外と勇猛果敢な人物です。
どうしても家康の影に隠れてしまうところが、ちょっとかわいそうです・・・。
そして第二次上田合戦のことにより、のち真田信之をネチネチいじめたなんて言われますが、それも違うようです。
本編で信之(大泉洋)が面会に来たときの満面の笑みは、秀忠と信之の良好な関係を表しているのでしょうか・・・。
癒やしの松殿
管理人にとっての癒やしの存在である松殿(木村佳乃)が少しだけの登場。
松殿(木村佳乃)らしいセリフであった。
松殿(木村佳乃)「皆怪我のないようにね。危うい時は、なるべく後ろの方に居て、声だけ出しなさい」
このセリフ、特に初陣である信吉(広田亮平)・信政(大山真志)に向けた言葉だと思っている。
あろうことか、この兄弟は大坂の陣で逃走という失態を犯している。
この言葉を聞いた小山田茂誠(高木渉)は苦笑い・・・。
管理人は、この夫婦に確実に癒されている(笑)。
そしてこのタイミングで真田信繁が姉と義兄・小山田茂誠に送った、あの有名な手紙の原本が発見されている。
これは凄いことだと思う・・・!
犬伏の別れの下駄?
佐助(藤井隆)より信之(大泉洋)のもとに、幸村(堺雅人)が大坂入城を果たした知らせの書状が届く。
今度の戦、信之(大泉洋)は小田原攻めの時と同じ様になると予想していた。しかし源次郎(堺雅人)が豊臣に味方するとなると話は別。
信之(大泉洋)は、自分が捨てた「幸」を拾った弟・源次郎(堺雅人)の覚悟を悟る。
信之(大泉洋)「奴は本気じゃ」
そのいらだちからか、丸めた書状を家臣・河原綱家(大野泰広)にぶつける。「犬伏の別れ」の再現となった。真田丸では下駄ではなかったのだが・・・。
綱家(大野泰広)は、口を抑えている(笑)。これは「犬伏の別れ」の下駄をいいたいのだろうと思う。
いっそのこと、どっかで本物の下駄を投げつけてほしいものだ(笑)。
犬伏の別れの候補地
犬伏の別れといえば、栃木県佐野市の新町薬師堂が有名だ。
しかし候補地は、もう一つある。
それが同じ佐野市の大庵寺だ。新町薬師堂からは700mくらいに位置する。
両方とも実際に訪れて記事投稿してます。よろしければ参考にしてみてください。
大坂に旅立つ作兵衛
堀田作兵衛(藤本隆宏)は源次郎(堺雅人)に呼ばれた。
そこへ信之(大泉洋)が立ちはだかる。
信之(大泉洋)「わしは徳川に忠義を誓ったのじゃ。今から曲げるわけにはいかん。源次郎のようにはなれんのじゃ」
このセリフを言いながら、信之(大泉洋)は作兵衛(藤本隆宏)を切ろうとする。
本当は、源次郎(堺雅人)・作兵衛(藤本隆宏)たちが羨ましいのだろうと思った・・・。
深いセリフだと感動していたら、なんか最後はコミカル色が強い大泉洋さんになってしまった。
え~~と思いながら、少しがっかりした。
ここは感動で終わらしたほうが良かったのでは・・・。演出だからしょうがないけど・・・(笑)。
可愛らしい長宗我部盛親
幸村(堺雅人)は最初一人部屋であった。紆余曲折あって同部屋となる。
相手は長宗我部土佐守盛親(阿南健治)。
「土佐守」は自称。何でか分からないが、あれだけ官位を乱発した豊臣政権から官位を授与されていない。不思議である・・・。
いかつい風貌の盛親(阿南健治)だが、高梨内記(中原丈雄)に総大将のことを話していた幸村(堺雅人)の後ろで花に水をやっていた。
浪人時代は寺子屋で子どもたちに教えて生計を立てた。これは史実どおりです!
だからなのか、盛親(阿南健治)は戦は嫌いだと言っている。
真田丸では心優しいキャラ設定になった・・・(笑)。
これも面白い!
大河ドラマ「真田丸」第42話「味方」レビュー
第42話「味方」で、思いついたことをつらつらと・・・。
大坂五人衆が揃う
初登場ではないが、長宗我部盛親(阿南健治)が登場したことによって「大坂五人衆」が横一列に並んだ。
これからのことを知ってるだけに感慨深い・・・。
胡散臭い織田有楽斎
井上順さん演じる織田有楽斎が初登場!
織田有楽斎は織田信長の弟だが、管理人のイメージは本能寺の変のこともあるし、なんか胡散臭い・・・。
真田丸では、穴山梅雪(榎木孝明)と同じ格好してるし(笑)。
でも管理人のイメージにピッタリです。怪しい雰囲気がプンプンします。
この有楽斎、そのうち・・・。
千姫が初登場
永野芽郁さん演じる千姫が初登場!
秀頼(中川大志)は、豊臣家のために尽くすと言ってくれたといっていたが、その表情は曇っていた。
横にいる秀頼(中川大志)は気づいてないが、幸村(堺雅人)は気づいている。
細かいことだが、この辺の演出が好きだ!
見ているものの想像力を掻き立てるし、これからのことを皆知っているので、なるほどと思う。
大野治房が初登場
今回は、初登場の人物が多い。
元格闘家・武田幸三さん演じる大野治房が初登場!
大野治房のイメージがないので、分からないが血の気の多い人物だったのだろうか・・・。
今後を見守りたいと思う!
お笑い芸人・諸見里大介ばりの塙団右衛門
一番笑ったのが、この人。
「夜討ちの大将」で有名な塙団右衛門。演じるのは小手伸也(こてしんや)さん。
本編を見ている時は、誰かに似てるなと思いながら見ていたのだが、Twitterのタイムラインを見て、その問題は解決した。
似ている人物とは、お笑い芸人・諸見里大介さん。タイムラインを見て、爆笑。しばらく笑いが止まらなかった(笑)。
滑舌が悪い諸見里師匠といえば、わかるだろうか・・・。
師匠の話は置いといて、塙団右衛門は「夜討ちの大将 塙団右衛門直之」と書かれた木札を本当にばらまいている。
ドラマでは名刺代わりとして「塙団右衛門参上」の木札を幸村(堺雅人)に渡している(笑)。
「真田丸」第42話「味方」視聴率
堺雅人主演の大河ドラマ「真田丸」第42話「味方」が2016年10年23日放映された。平均視聴率は13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
ついに自己最低を更新してしまった。裏番組に日本シリーズがあったにせよ・・・。
「早丸」と呼ばれるBS視聴率は5.3%。好調をキープ!
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まとめ
ちょっとメルヘンチックなキャラ設定になった長宗我部盛親だが、この人、可愛そうなところがあると管理人は思っている。
関ヶ原の戦いでは、どちらにつくか迷っていたところ、成り行き上で西軍として参加。
「宰相殿の空弁当」により、戦闘に参加できず、戦後は領地没収。京都では寺子屋により生計を立てる・・・。
そんな経歴が、あのキャラ設定なのだろうか。予想もしてなかったけど、もしかしたら的を得ているかもしれない!
それにしても、塙団右衛門には爆笑した(笑)。
それでは感謝の気持ちでしめます。いつもありがとうございます・・・。by aki(@aoplanning_com)
お読みくださってありがとうございました。それでは。